ウッドデッキ製作日記①
記:ポール
2019年9月
なんの予備知識もない状態から『それ』は始まりました。
支払い限界ギリギリのラインでの住宅ローンを組み、夫婦の理想を形にしたマイホームは、職人さんたちの熱意のもと文句の付けようのない出来に。
反面、私達に残された金銭的に余裕はなく、エクステリアは必然的にDIYという流れに。
妻に放った「まあ、なんとかなるやろ。」の軽はずみな一言は、後に大きな代償として帰ってくることになりました・・・。
Google先生に聞いたところ、『まずは設計図や、それが無いと始まらんで!』とのこと。
関西弁は私の勝手なイメージですが、とにかくまずは図面だとわかり、作ったのがこれ。
ひとかけらのセンスも無いことがお分かりいただけると思います(涙目
ざっと説明をすると、
幅7.2メートル、奥行き0.9メートルの幅が広い階段状のウッドデッキ♡
という図面になります。
Google先生に言われるがまま、今回揃えた材料については
25キロのセメント6袋
羽子板付きの束石27個
今回は掘るのが浅くて済みそうな薄いタイプのものにしました。
砂利30キロを2袋
束石の下に敷くために使います。
あとは杉材一式。
今回購入した杉は赤身と呼ばれる木の中心に近い腐りにくい材を用意。
若干割高ですが、どうせ作るなら長持ちをさせたいと奮発して購入。
幅が広い分、引くほどに大量となった木材を目の前に『もう、後戻りは出来ない』と覚悟を決めました…。
では、作業を開始します。
まずは草抜き。
新築後約半年間放置していたので、草を抜くだけで1時間くらいの時間がかかりました。
炎天下での作業は、それだけで気が遠くなります…
草抜きが終わり、やっと具体的な作業に。
まずは地面に束石を埋めるための900mmピッチの穴を掘るための間隔を地面に直接印を付けることから始めました。
しかし、作業を開始してから数分。
改めてこのようなふざけた図面で作業を開始したことを直ぐに後悔することに。
基準となる場所をそもそも決めていなかったことから、穴を掘る場所も間隔も適当に進めていたところ、最後の穴が予定の場所よりも大幅にずれている事が判明…
結局一度掘った穴を埋め、一からやり直すハメになってしまいました。
なんとか束石用の穴掘りが完成。
そして何より困ったのが水糸の引き方。
実は今回の作業にあたり、ひょんな事からタダでマキタ製の墨出し器をもらったことから、そもそも水引の勉強を全くしていなかったところ、日中の屋外ではレーザーの光が全く見えないことが判明。
そこで急遽、水引糸で水平を出すことにしたのですが…
そもそも地面が水平でない状態からどのように水平を導き出すのかが全くわからず、作業の合間に色々なサイトをググってみるも、炎天下の暑さもあってか全く理解ができず。
結論、導き出した答えが
このように、家の壁面の下の金属部が「きっと水平に違いない」との希望的観測の下、そこから差し金で距離を図って水糸を張ることを試みたのです。
ただ、自分でもやりながら分かっていたことですが、家の壁面を利用する方法では、そもそもの精度が怪しすぎるので、夜が更けるのを待ち、その上でレーザーで照射した壁面に直接墨を打つことにしました。(午後6時30分にレーザーを照射したところ、きちんと墨を打つ事ができました)
そして、水糸の貼り方を調べているうちに、そもそも最初に必要な工程として「地糸を打つ」という事がわかり、1日目の作業は、
写真では分かりにくいかもしれませんが、地糸を打つ作業で終了となりました。
この地糸についても平面で直角を取る作業にかなり苦労しましたし、そもそも杭なんてものを用意していなかったので、余った端材を斜めに切って杭にしたりと結構な時間がかかってしまいました…
以上のとおり、本当に素人で、作業のイロハも解らない状態でスタートした初のDIY。
さて、どうなることやら。
#DIY #ウッドデッキ